三日目はlaika cinemとKOFAを行った。KOFAは韓国映像資料院、韓国の映画アーカイブで無料で映画を観ることができる。今回の旅行の一番の目的である。
laika cinemaは、アート映画館然としたすっきりした印象。妻を亡くした自らのシングルファーザー家庭を描いたドキュメンタリー、クリスチャン協会からのサポートもあるらしい「약속英題:Promise」、韓国全羅北道群山市スーラの鳥と自然の保護運動を描いた「수라 Sura: A Love Song」、韓国2本のドキュメンタリーだが今日の2本は映像美というかスペクタクルを志向しているので楽しみやすい。수라 Sura: A Love Songについては日本語の記事があったのでリンクを張っておきます。
今回の韓国旅行のメインイベントのKOFAにも行ってきた。
計三作品鑑賞した。
비닐하우스ビニールハウス はビニールハウスに住む訪問看護師の女性がひょんなことから老人をどうにかしてしまうという映画。メンタルヘルスについても取り扱っているが、全体としては深田晃司の映画も引き合いに出したくなる。主演のキム・ソヒョンの薄幸ぶりを最高に楽しめる。
この映画は調べたら日本でも上映をされている。OLラブロマンス映画ともいえるが、絶妙に脱臼させるような語り口が気持ち良い。冒頭にて会議室でバックでセックスをしているが、窓の外の光を観ながら「空しいけれど、世界とはこういうものか」という表情が良い。その感覚が全体を通しているのが妙に諦観を感じさせる。日本語字幕もあるのだから、見返してみよう。
1920年代時代劇だが、性をテーマにしており、泥臭い田舎+性、漁業というゴツい作品。日本映画ではほとんど見かけないが、リンクがあったので張っておきます。
計10作品どれも面白かった。