TはTOKYOのTのブログ

映画ログを中心にしております。映画館での鑑賞が中心です。旧作より新作が過半数を超えるのが方針としてます。

2024年3月鑑賞映画

ARGYLLE アーガイル
109シネマズ川崎
劇場から出てくるときに男が「色付きガス面白いけど、さすがに飽きた」と言っていたけれど、それもわかる。ちょっともうこの監督の「キングスマン」路線はもういいかな。


ゴールド・ボーイ
ヒューマントラストシネマ渋谷
最後がドリーズームで終わるのが良い。演技も主演全員良い。黒木華は手堅過ぎるような気もする。

すべての夜を思いだす
ユーロスペース
清原惟さんは海外映画祭やアート映画として評価が高いらしくよく名前を聞くが私の鑑賞は今回が初めて。それも多摩ニュータウンを舞台にしたと聞けば期待が上がる。「熱のあとに」の山本英もそうだけれど東京藝大出身者が多すぎる。映画を撮り続けるのと映画を教えるのは、前者の方が難しいのではないか。更に書くと年収は後者の方が高そうだ。ロケは永山、若葉台あたりかな。親しい空気感はわかるが、恋人の死をぼかしつつ空気で進んで行くのは杉田協士も比較したくなる。ダンスシーンでラップが流れるがそのラッパーがMETEORっぽくて、そう来るかと勝手に感心していたがエンドロールを観ると違うらしい。「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」と同じく音楽はジョンのサン。


ヴェルクマイスター・ハーモニー
イメージフォーラム
扇動者の到来からの行進が強烈。他の映画でもなかなか勝てないぐらい緊張感から暴動が素晴らしい。最後のなんでもないクジラの姿を観て、がっかりしてしまう。タル・ベーラは群衆を撮るのが一番巧いかもしれない。

カラオケ行こ!
Tジョイプリンス品川
少年が可愛い。この緩い関係性がBLとして楽しいの。映画としてもウェルメイドで、中学生周りなんて特に素晴らしい。後聖人演じる和田は、将来が楽しみだ。仕事できそうだし。

52ヘルツのクジラ
Tジョイプリンス品川
志尊淳の髭が不自然と思ってたら、そういうことか。全体の演技が大きすぎてクドく見えてしまった。志尊淳が死んでしまうのは、動機が薄いように思えてしまったが、それも生きている人の傲慢さかもしれない。

PERFECT DAYS
Tジョイプリンス品川
たまたまクラブで話した人が批判をしていて避けていたが、観る決心がついた。この映画の平山のような生活を半分ぐらいは成立させてしまっている。そのため、平山の家族なしで金の掛からない、そして人間関係の負担があまり掛からない趣味を楽しんでいるのなんて憧れる必要もない。そもそももっと私は衛生的に汚く、言動も下品だ。下品版平山のようなもんだ。人を徹底的に避けているつもりはないし、意識的にコミットしようとしているが、こんな風になってしまっているかもしれない。外国人が喜ぶ日本や大資本にとって使い勝手の良い労働者とかそんなところではなく、彼の人との距離間に自らを省みる必要があり刺激されてしまった。多分ヴェンダースは本当に平山の生活を尊いと思っている。もっと世俗的に生きなければ。

からたち日記
神保町シアター
芸者いじめに逢いながらも力強く生きていく女性の物語。古臭く見えてしまった。

愛情の系譜
神保町シアター

デューン砂の惑星PART2
109シネマズ川崎
前作でも母との距離が近いが、今作も近い。あんな女性の陰謀を張り巡らしたりなんて日本でもありそうだなと思える。

燃える平原児
シネマヴェーラ
蓮實重彦の実物を観れた。でもそこまで自分は信者じゃないことを確認した。

ペナルティループ
kino cinemaみなとみらい
前作の荒木伸二「人数の町」がとても良かったので、鑑賞。前作もジャンル映画というかゲーム性を映画に落とし込むのがうまかったので、この二本目はうなずける。しかし、前回よりただのジャンル映画からアートへの踏み込んでいく力が弱い。中途半端に乗せてくれないジャンル映画になってしまったような。映像、音はいいのだから、シナリオをもうちょっと補強してほしい。

πパイ
kino cinemaみなとみらい
音楽が時代を感じる。主人公の髪型がグッド。

四月になれば彼女は
TOHOシネマズ川崎
「余命十年」がウェルメイドで良かったので、同じ今村圭佑が撮影監督で期待した。絶景は良いが、ストーリーが雑に見えてしまった。佐藤健は全然、長澤まさみのことを気に掛けてない。そこに愛想つかしてなんで、元カノのところに行くんだろう。男のロマンと言われればそれまでだが、捨てた男に対する評価がいつのまにかラストで修正されている。

日本
新作7本
旧作2本
計8本

海外
新作2本
旧作3本

計5本

合計13本