TはTOKYOのTのブログ

映画ログを中心にしております。映画館での鑑賞が中心です。旧作より新作が過半数を超えるのが方針としてます。

2023年1月鑑賞映画

かがみの孤城
TOHOシネマズ南大沢
カラダ探しとちょっと似てる。けれどこちらの方がシリアス。太ってる少年はウザいとされていますが、こういう積極的な人は大人になってから重宝されそう。いじめとか、親からの性暴力とかは観ててしんどい。

泣き濡れた春の女よ
早稲田松竹
アクションシーンが素晴らしい。雪で下半分画面が隠れているなかでの揉み合い。飲み屋の女性による男性の取り合い。

按摩と女
早稲田松竹
女性の社会進出により男の仕事が奪われるという言い草はすでにこの時からあったよう。実際はどうなんだろう。そりゃ雇用全体が減少しているなかで労働市場参入が増えれば仕事が奪われるとなる、更にここに経済成長も絡んでくるので、パッと分かりやすい指標を観たことがない。この映画でも有りがたうさんと同じく、追い抜くということに注目していた。

ラーゲリより愛を込めて
109シネマズ川崎
北川景子は「キネマの神様」でも昔の人に見えると思ったが、今回も活躍していた。俳優全体が良い。時代映画でもそんなに違和感がない。共産主義者のリンチ描写が激しかった。年長者と飲んだときに「昔の映画を知っている人はこの映画を手ぬるく感じるかもしれないが、それでも、戦争を描くべきだ」と言っていた。私もそう思う。

いばらの恋
109シネマズ川崎
松本穂香玉城ティナどちらも好きで、城定が監督でパルコ配給。劇中にも出てくるシネクイントで予告編を観たときから期待していた。これがかなり良い。ポルノ流出は最近の映画でよくテーマになるがこの映画では、流出するんじゃないかと松本が思い込むという、ドラマの薄さにどうだろうと訝しげに観ていると、トリック撮影でグイグイ楽しませてくれる。分かりやすい箇所を挙げるとお互いの元カレ話の回想シーンで今現在の二人が奥で話しているという表現。その他にも彼氏の鍵を取るシーンのサスペンス展開の楽しさ。ベストどうこうじゃくて、こんな楽しい映画サクサク撮って欲しい。役者も若い人使えるし、興行的にも良いはず。パルコの日本映画打率高いかも。

緑の小筐
角川シネマ有楽町
クジラを捌くシーンがあるのは資料的価値として面白い。死んだと思った父親に向けて子供が緑の小筐にメモ書きで父への思いを書き、川に流す。緑の小筐の川下りが時間の多くを占めているが、これが気持ちいい。意外な拾い物。

白い巨塔
角川シネマ有楽町
小学生ぐらいの頃に2回目のドラマリメイクを観たことがあるぐらいで、山本薩夫の金を観た時と同じ日本の村原理に見せつけられた。とにかく役者が魅力的。我々は村でショボい椅子取りゲームをしているに過ぎない。

眠狂四郎無頼剣
角川シネマ有楽町

銭形平次捕物控 からくり屋敷
角川シネマ有楽町

名探偵コナン 灰原哀物語 黒鉄のミステリートレイン
TOHOシネマズ有楽町

柳川
新宿武蔵野館

タクシー・ドライバー
目黒シネマ
孤独で頭がおかしくなってしまう。というよりは戦争体験から日常に戻れなくなってしまうというのが教訓か。性的サービスのお店で説教するおっさんみたいなのは、どう観ればいいんだろう。ドライバー先輩にキャリア相談するが、あんまり考えるなと流されてしまう。そのおっさんが今の自分のフィーリングに近いかも。つまり私はつまらない人かな。

ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地
早稲田松竹

WANDA
早稲田松竹


she said その名を暴け
TOHOシネマズ川崎
2023洋画新作一作目。渋いながらも誠実。ハーヴェイみたいな人ってどれぐらい世の中にいるだろうというセリフがありますが、いるんだろうな。

そして僕は途方に暮れる
TOHOシネマズ川崎
元ネタ曲がそもそも好きなのですが、それを演劇にして、それを更に映画化。藤ヶ谷は詰められるのがとにかく苦手で、詰めるムーブをされるとすぐに逃げ出してしまう。これは、昨年ベストにも入れた冬薔薇と同じく若い人って気合いが足りないということをテーマにしているんだろうけれど、こちらの方が甘やかしてしまっている。子供のことを君付けで読んでいる家庭はろくでもないと死んだ婆さんが言っていた。正しく後釜映画。フリーターをろくでもないとしてしまうのは、反感を覚える人もいるかも。冬薔薇のドライな態度を観たあとだと、ちょっと甘過ぎるようにも思える。初めて予告観たのはk'sシネマだったが、ファミマとかでもポスターを張ってあるから予定よりも公開規模大きくなったのかな。

華麗なるギャッツビー
配信

ippo
ユーロスペース
柄本佑がちょこちょこ映画を撮っているという噂は聞いていたので、マチュー・アルリックみたいにハマりそうだなと思い鑑賞。劇場内は若い女性がかなり多い。監督の柄本佑三宅唱のアフタートークつき。けれど、写真は撮らないでアナウンスしていた。やっぱり事務所とかの都合で難しいのかな。3本短編連作。映画自体は最初の1本はカメラ位置を室内でガンガン試すのが狙いかな。確かにカメラ位置のセンスが素晴らしい。2本目は渋川と柄本時生が兄弟役というメタなネタ。編集だって混乱させるような不思議なセンスがある。3本目はちょっと物足りなさも感じる。長編も狙っているとのことなので、期待したい。

the first slumdunk
Tジョイプリンス品川
熱いけれど、ベタベタしない質感が本当にバスケ経験者っぽい雰囲気。泣きすぎないノリが気持ちいい。あの先生の造形がそのまま会社の先輩に似ている。

ノースマン 導かれし復讐者
Tジョイプリンス品川

しとやかな獣
角川シネマ有楽町
噂に違わぬ面白い映画でした。伊藤雄之助、大活躍なのも楽しい。昔の映画は火鉢でのコミュニケーション上のアクションに良い小道具だと思っていたけれど、この作品では再現している。カメラワークすごいけれど、どうしているかな。パラサイトが影響にあるなんてネットで観ましたが、それも頷ける。

夜の河
角川シネマ有楽町
以前観た中村登の惜春を思い出す。染め物映画。カラー映画ってファッションというか、色を全面に出されると楽しい。主演、


角川シネマ有楽町
イギリスの寄宿舎を舞台にした「アナザー店・カントリー」を昨年観たのを思い出した。「アナザー・カントリー」はゲイと共産主義者の政治的前衛と性的前衛についての映画に思ったが、こちらもすごい。最初、大学の剣道部なんて興味ないよと白けていたのだが、いちかわ

大菩薩峠(1960)
角川シネマ有楽町

シャドウプレイ
k'sシネマ新宿
多分、金子修介監督が座席に居た。話しかけていないけれど、多分そのはず。プライベートの有名人で見掛けたのは、BUDDABRAND のCQ。立呑屋でヒップホップについて語り合っている人がいるなぁと思っているとCQだった。その時は少しだけ声をかけてみました。
映画自体は素晴らしいが期待を上回ってくれなかった。私としては、もっと

世界は僕らに気づかないAngry son
Bunkamaraル・シネマ
Bunkamuraが日本映画上映するのってそもそも珍しい。濱口の「偶然と想像」はメイン館になっていた。この飯塚花笑監督の作品は前作「フタリノセカイ」を川崎のチネチッタで観れたけれど、本作は公開規模が小さい。そのためなかなか観れなかった。私として気になっていたのは、前作を楽しんだが前作は撮影が巨匠根岸憲一だったので監督の実力としては保留としていた。今回の撮影は角洋介という方で、長編は少なくとも初めてのよう。これを観て、飯塚花笑監督の実力を見せつけてくれた。撮影位置がいちいち良い。更に役者の声が大きいのがとても良い。リアル志向の映画ではどうしても声量を絞る傾向がありますが、声が大きいのも重要なことかもしれない。今まで声量という評価軸で観てなかったけれど、注目したい。これは役者の能力と存在感に依ってしまうのかな。それを十分に見せつけるだけの映画だ。更に飯塚花笑は前作でもだが、LGBTQと出生というのをテーマにしているようで「フタリノセカイ」でも子供を作ることの困難さを描いていた。

海外
新作6本
旧作3本
配信1本
10本

日本
新作8本
旧作11本
19本
計29本